“大谷シフト”の間を抜く球速153キロの“高速右前打”
スポーツ報知
◆エンゼルス―アストロズ(15日・アナハイム)
エンゼルスの大谷翔平投手(23)が15日(日本時間16日)、本拠地のアストロズ戦でメジャー初めて「2番・指名打者」でスタメン出場。5回2死一塁の第3打席で右前打を放ち、出場4試合連続安打をマークした。
スタットキャストによると、球速95・1マイル(約153キロ)を計測。鋭いライナー性の打球で一気に右翼手・レディックへ到達したためか、三塁を狙った一塁走者・トラウトがタッチアウト。大谷は一塁ベースを回ったところで頭を抱えて悔しがった。
この日対戦したアストロズはデータ野球で思い切った守備陣形を採用している。この日も大谷の第1打席から三塁線を大きく開け、一・二塁間に野手3人を配置する“大谷シフト”を敷いてきた。
ところが大谷は、第3打席でナックルカーブをとらえると、低く速い打球が一・二塁間方向へと飛んでいった。“大谷シフト”にはまって内野ゴロかと思われたが、ボールは狭い野手の間を抜けて右前へと転がっていった。