牧田、1イニングを1安打無失点

スポーツ報知

 パドレスの牧田和久投手(33)が25日(日本時間26日)、敵地のドジャース戦で3点ビハインドの8回に救援登板し、1イニングを1安打無失点。2戦連続の無失点投球で防御率を7・11とした。

 緩急自在の投球だった。先頭の2番ターナーにはいきなり打ち気をそらせる55マイル(約89キロ)のカーブでストライクを先行させると、最後は高めの直球で右飛。続くケンプには左翼線への安打を許したが左翼手が二塁で刺すと、ヘルナンデスは中飛に打ち取り「自分のボールが投げられた」。ドジャースの中軸を3人で抑え、満足そうな表情で振り返った。

 前回21日のナショナルズ戦に続く無失点投球。5月上旬にマイナー降格を経験したことで自身の投球を見つめ直した。「下(マイナー)では結果はどうあれ、自分のボールを強く投げるっていうことを意識した」。本来の思い切りの良さを取り戻すと、持ち味である高低への投げ分けにもつながった。

 開幕からは約2カ月が経過。マイナー降格を味わい、防御率は7点台と苦しい状況は続いているが「しっかりと結果を残して、こいつに任せたら大丈夫と(首脳陣に)思ってもらえるようにやっていくしかない」。今後の復調に向けて言葉に力を込めた。(穐村 賢通信員)

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