大谷、ヤンキース田中に2三振1四球「審判を巻き込んでストライクと言わせるような制球がある」と脱帽

スポーツ報知

◆ヤンキース3-1エンゼルス(27日・ニューヨーク)

 エンゼルスの大谷翔平投手(23)が27日(日本時間28日)、田中将大投手(29)に“完敗”した。敵地・ヤンキース戦で「4番・指名打者」でスタメン出場。日本ハムで新人だった13年以来5年ぶり、メジャー初対決は2打数2三振に抑えられた。大谷は「どの球種もしっかり制球出来るというのは日本にいた時もそうでした。今日もすごくいい所に投げつつ、審判を巻き込んで、ストライクと言わせるような素晴らしいコントロールがあるんじゃないかなと思う。そこは日本時代と変わらない」と脱帽した。

 初回2死一塁はフルカウントから内角低めへのスプリットに空振り三振。3点を先取された4回無死一塁は四球を選んでチャンスを作ったものの、得点にはつながらなかった。6回1死は外角スライダー、149キロ直球で追い込まれ、内角低めに沈むスライダーに空振り三振に倒れた。田中との日米通算の対戦成績は13打数無安打8三振となった。NPB時代の田中の投球の違いについて、大谷は「今日だけでは難しいですけど、全体的に変化球の割合がすごい多いんじゃないかなと思う。いい、悪いは別にして、そこは日本とは違うんじゃないかなと思います。あとは微妙に動いたりとか、違うんじゃないかなと思います」と話した。

 9回先頭ではチャプマンと対戦し、四球を選んだ。続くマルテへの4球目では結果はファウルとなったものの、左腕の投球フォームを盗んで二盗を試みるなど全力プレーを見せた。

 この日は2打数無安打、2三振2四球。メジャー初の3試合連続無安打となり、打率2割9分1厘となった。チームは1-3で敗れた。

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