【阪神】台湾の「大王」ラミゴ・王柏融の獲得に乗り出す 来年オフの話ですが…

スポーツ報知
王柏融

 阪神が台湾・ラミゴの王柏融(ワン・ボーロン)外野手(24)の獲得調査に本腰を入れることが24日、分かった。球団関係者は「獲得に向けてどれぐらいの金額が必要なのか。現地視察も含め準備していきたい」と、来オフへ向けて徹底的にスカウト活動を行う方針を明かした。

 王は今年2月28日のWBC日本代表との壮行試合(ヤフオクD)で、楽天・則本からバックスクリーンへ逆転弾をたたき込み知名度が上がった。今季は115試合に出場し打率4割7厘、31本塁打、101打点で3冠王と連続MVPを獲得。来季中に海外挑戦の権利を得ることが濃厚で、オフに争奪戦となるのは確実だ。

 阪神は5月上旬に営業目的で台湾球界を視察した際、付き添った山中国際スカウトが王のプレーをチェック。11月のアジアプロ野球チャンピオンシップにも関係者を派遣している。再来年の2019年からメッセンジャーが日本人扱いとなるため、助っ人野手に2枠を充てることも可能だ。

 11月にスポーツ報知のインタビューに応じた王は「海外挑戦する場所があるならとても光栄」と意欲を見せていた。今オフに韓国球界からロサリオを獲得した猛虎が、1年後を見据え大王の異名を取る大砲候補に熱視線を注いでいく。

 ◆王 柏融(わん・ぼーろん=Po―Jung Wang)1993年9月9日、台湾生まれ。24歳。中国文化大から2015年6月のドラフト1巡目でラミゴ入りし、同年に29試合で打率3割2分4厘、9本塁打をマーク。プレミア12にも出場した。昨季は116試合で200安打、打率4割1分4厘、29本塁打、105打点、24盗塁でMVPと新人王を獲得。181センチ、90キロ。右投左打。

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