【オリックス】3月に人工芝の全面張り替え 跳ねにくく変身!

スポーツ報知
来年3月に芝の全面張り替えが行われるオリックスの本拠地、京セラドーム

 オリックスの本拠地である京セラDが、来年3月に芝の全面張り替えを行い跳ねにくく生まれ変わることが24日、分かった。2011年の改修以来となり、工事は3月上旬から12日間の予定。その間チームはほっと神戸を仮の本拠地として、オープン戦を戦う。芝は西武のメットライフDや、ソフトバンクのタマ筑後などと同じミズノ社の「野球専用人工芝」が使用される。

 現在京セラDで使われている芝は、年間何十回も行われるコンサートの影響もあり劣化が激しく、打球がよく跳ねることでも有名だ。中でも15年5月31日の広島戦では、中前への当たりが守備に定評のある中堅・駿太の前で大きくバウンド。頭を越えてフェンスまで転がり、逆転負けで自力優勝が消滅した悲劇もあった。それ以来選手側からも、幾度となく要望が出ていた。

 新しい芝は、今年3月から球団施設を移転した舞洲の室内練習場では既に導入されており、球団関係者も「今回のものは跳ねません」と自信を持っている。工事期間の間に跳ね具合や、芝にまかれるチップの量も入念にチェックする予定だ。今季4位からの逆襲へ、まずは環境から味方につける。(筒井 琴美)

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