【ロッテ】安田に幸村が“援軍”真田家ゆかり長野・上田市長から手紙&グッズ届く

スポーツ報知
上田市から届いた「真田幸村タオル」を掲げる安田

 ロッテのドラフト1位、安田尚憲内野手(18)=履正社高=が、真田家ゆかりの地として知られる長野・上田市からエールを送られたことが29日、分かった。日本史が得意な安田は、5日の新入団発表で好きな武将を真田幸村と即答。「信念をしっかり持ってやり遂げる」とプロの世界に飛び込む自身を重ねる姿に、昨年の大河ドラマ「真田丸」にも登場した上田市が動いた。

 きっかけは6日付の本紙だった。関係者によると、「安田 幸村魂で本塁打王」と報じた記事を見た同市の母袋(もたい)創一市長(65)から球団にこのほど手紙が届いた。「真田家の家紋である六文銭は決死の覚悟を象徴しています。プロの世界は大変厳しいものと思いますが、ご自身がこれまで積み上げてこられたものを信じ、その揺るぎない幸村魂で本塁打王を目指して頑張ってください!」などと記され、上田城内にある真田神社のお守りなども贈られた。

 予想もしなかった激励に、安田は驚きを隠せない。「真田幸村が日本(ひのもと)一の兵(つわもの)と言われたように、自分も日本一の打者と言われる日が来るように日々必死に練習を重ねて頑張ります」と感激しきり。真田氏との新たな絆が生まれ、思いも新たにした。(田島 正登)

 ◆安田 尚憲(やすだ・ひさのり)1999年4月15日、大阪・吹田市生まれ。18歳。豊津第一小1年から「豊津東少年野球団」で野球を始め、豊津中時代は元阪神の赤星憲広氏がオーナーを務める「レッドスターベースボールクラブ」に所属。履正社高で2016年夏、17年春の甲子園に出場。高校通算65本塁打。今年のドラフトでロッテから1位指名を受け、契約金1億円、年俸1240万円で入団。188センチ、95キロ。右投左打。背番号5。

野球

×