【12球団番記者が振り返る・広島】セ相手に負ける姿想像できなかった

スポーツ報知
セ・リーグ連覇を達成し、ナインの手で胴上げされる広島・緒方孝市監督

 担当した2年間でリーグ連覇。Bクラスの常連だった頃を知らないから、カープは勝って当たり前のチームだった。何でもできるタナキクマルがいて、若き4番の誠也がいて、勝負強い松山や新井が脇を固めた。黒田が抜けた投手陣も薮田や岡田が急成長し、勝ちまくった。

 大げさでなく、たとえ短期決戦でも負けるところが想像できなくなった。少なくともセ・リーグ相手には。だからこそCSでの敗戦はショッキングだった。広島には細かいミスが出たし、相手の采配はズバズバ当たった。いわゆる流れをつかめなかったわけだが、負けるときはこうもあっさり負けるもんなんだなと。

 「自分たちの野球ができなかった」と振り返った選手が何人もいた。3連覇がかかる来季も本命視されるのは間違いない。進化して、乗り越えて、今度こそ日本一を見たい。(角野 敬介)

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