【中日】ドラ1候補の大阪桐蔭・根尾、獲得できたら二刀流育成プラン

スポーツ報知
大阪桐蔭高・根尾昂

 中日が、今秋ドラフト1位候補の大阪桐蔭高・根尾昂内野手(2年)を獲得した場合、二刀流で育成するプランがあることが31日、分かった。エンゼルスに入団した大谷翔平投手(23)を育てた日本ハムにならい、内外野をこなし、打力も一流、投げても最速148キロの非凡な才能を最大限に引き出していく。

 中田宗男スカウト部長(60)は「本音で言うと、(投手も野手も)両方いける。最終的には本人次第だが、当然(投打の)2つともやらせたいというのがある」と本人が希望した場合、二刀流の育成方法や起用法で応えると明言した。さらに「(野手なら)遊撃手」と、DHに専念した大谷と違い、最もハードな守備位置も任せられると持論を展開した。

 中日にとって地元に等しい岐阜・飛騨市出身の逸材。同部長は「中学時代からずっと注目していた。ぜひともプロを志望してほしい」とエールを送る。二刀流が去った日本球界に、新たな二刀流が姿を現すか。

 ◆根尾 昂(ねお・あきら)2000年4月19日、岐阜・飛騨市生まれ。17歳。河合小2年から「古川西クラブ」で野球を始め、古川中では飛騨高山ボーイズでプレー。3年時にボーイズリーグ選抜の「NOMO JAPAN」メンバー入り。大阪桐蔭高では1年夏からベンチ入り。50メートル走6秒0。176センチ、74キロ。右投左打。

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