【広島】中村奨、ヨガで心身リフレッシュ「野球にもつながってくると思う」

スポーツ報知
新年の誓いを語った中村奨

 広島のドラフト1位・中村奨成捕手(18)が、新年の誓いを熱く語った。昨夏の甲子園で1985年のPL学園・清原和博を超える1大会最多6本塁打を放った怪物捕手は「目標の新人王を目指して、1年目からバリバリ試合に出る」と気合十分。最近取り組み始めたというヨガで心身ともにリフレッシュして、プロ1年目に挑む。

 12月の新入団発表では、新人王に球界初となる捕手でのトリプルスリーなど大きな目標を掲げたが「言葉にすることによってモチベーションにもなる」と、改めて闘志を高めた。一方で意外にもヨガを始めたという。元々体が硬く、けが予防のために中井監督から勧められたのがきっかけだ。

 「意識一つで、いつもやっていた柔軟やストレッチが意味のあるものになった。呼吸法から教えてもらって、いつもと違う呼吸をしているので中からじわぁ、とくる感じ。野球にもつながってくると思う」と効果を口にした。昨年の年明け、積雪した日に氷に足を滑らせ足首を痛めた。本格的な練習は3か月間も遠ざかった。けがの怖さを知るからこその取り組みだ。

 6日の入寮後には新人合同自主トレ、春季キャンプとすぐに厳しい競争が待ち受けるが、ドラ1捕手が目指すのはあくまで正捕手の座だ。「高校でやってきたことは間違いではないと思っている。カープに入っても、広陵で大事にしてきたことを続けていけば良い結果になる」。甲子園を騒がせたスターが、次はプロの世界で躍動する。(種村 亮)

 ◆中村 奨成(なかむら・しょうせい)1999年6月6日、広島・廿日市市生まれ。18歳。大野東小1年から「大野友星」で軟式野球を始める。大野東中では「大野シニア(軟式)」に所属。広陵高では1年春からベンチ入りし、同夏から正捕手。17年夏の甲子園で準V。高校通算45本塁打。50メートル走は6秒0。遠投120メートル。二塁送球の最速は1・74秒。181センチ、76キロ。右投右打。家族は母と妹。

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