【楽天】ドラ4・渡辺“山梨愛”溢れる…非売品の富士山カレンダーと入寮

スポーツ報知
富士山のカレンダーと横浜商大・佐々木監督の著書を持参した渡辺

 楽天のドラフト4位で富士吉田市出身の渡辺佑樹投手(22)=横浜商大=が5日、仙台市泉区の「泉犬鷲寮」に入寮し、あふれ出る“山梨愛”をアピールした。

 野球道具や寝具、生活用品など多くの荷物から真っ先に探し出したのは「世界遺産 富士山」と力強く書かれたカレンダーだった。12か月全てに様々な角度からの富士山の写真が載る非売品のお宝。巨人・松本が昨季限りで引退し、山梨出身では唯一のプロ野球選手となった渡辺は「自分1人しかいないので、山梨の方々の思いも背負って、いい報告ができるようにしたい」と決意を新たにした。

 車で行くことのできる5合目までしか行ったことがないという富士山だが、幼い頃から「富士山がある生活が当たり前だった」と言う。今年の正月も、日が昇る絶景を見ながら「1年間ケガなく活躍できるように」などと願った。さらには「富士山のように日本一になれるように頑張りたい」と声を弾ませた。

 富士吉田市の実家は標高700メートルほどに位置するといい、寒さは慣れっこ。この日の気温は5度ほどで多くのルーキーが「仙台は寒い」と体を丸めたが。「(実家は)同じくらい寒かったので、特別寒いとは思わなかった」と笑った。(安藤 宏太)

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