王貞治氏「対戦して良かったっていう投手だった」星野氏を悼む

スポーツ報知
巨人戦で投げる星野氏

 7日放送のTBS系「サンデーモーニング新春SP」(前7時半)に野球評論家の張本勲氏(77)と福岡ソフトバンクの王貞治会長(77)が生出演し、膵臓がんのため70歳で亡くなった星野仙一氏を悼んだ。

 司会の関口宏(74)から話を向けられた2人はしばし絶句。張本氏が「残念ですよね。選手でも監督でも全面的に闘志を出して来た。3球団で優勝したのは長い歴史で3人だけ。立派ですよ」と功績を称えた。王会長は「打てるもんなら打ってみろという形でね。みんなかわそうとするケースが多いんですけど、彼はどんどん攻めてきた。バッターとしてもヨシっと思って闘志がわくタイプの投手だった」と振り返った。

 星野氏と王会長の対戦成績は195打数62安打24本塁打だったが「彼はスライダーがすごくよかった。後半はいいフォークで。変化が大きい」と明かしていた。

 張本氏は星野投手を「球は速い球じゃない。でも一球一球気合いを入れて投げてきた。遊び球ってあるんですけど、この人は気合いの入れた遊び球だった」と振り返っていた。

 王会長は「対戦して良かったなぁっていう投手だった。まさかこんな早くこういう日を迎えるとは思わなかった」と残念そうだった。

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