【日本ハム】栗山監督、清宮の「開幕1軍」に期待

スポーツ報知
子供たちの質問に、身ぶり手ぶりで答える栗山監督

 日本ハムの栗山英樹監督(56)がドラフト1位ルーキーの清宮幸太郎内野手(18)=早実=の開幕1軍入りを期待した。7日、北海道・岩見沢市内の児童養護施設「光が丘学園」を訪問。子供からの「清宮選手は開幕1軍に入れますか」の質問に前向きな姿勢を示した。実現すれば、球団の高卒新人では13年の大谷翔平投手(23)以来、5年ぶり。球団史上4人目の、開幕戦出場の可能性も浮上した。

 困り顔でも、栗山監督は本音を隠さなかった。報道陣も駆けつける中、子供から受けたド直球の質問。期待の大型ルーキーは開幕1軍に入れるか。純粋な目をまっすぐに見つめながら「僕も開幕1軍を期待しています。皆さんも見守ってください」と言い切った。「けっこう皆さん際どいよね」。苦笑いして頭をかきつつ、目は真剣だった。

 “大谷ロード”をたどってほしい。高卒新人の開幕1軍入りは今オフ、エンゼルスに移籍した13年の大谷以来。二刀流で海を渡る先輩は、「8番・右翼」で開幕戦(3月29日、西武戦)スタメンも勝ち取り、2安打1打点と衝撃のデビューを飾った。将来のメジャー行きを目標にする清宮にとって最も近くにある目標となる。指揮官は「ファンが見たい選手が活躍するというのがプロ野球の魅力。それは俺の使命でもある」と大抜てきの可能性も示唆した。

 素質には太鼓判を押す。高校通算111本塁打の大砲。「過去10年でも3本の指に入る。彼が唯一無二の存在とは言わないけど、プロ野球で絶対大成する1人という意味で3人のうち1人。超える選手、並ぶ選手は何人かいるかもしれないけど、その頂点の1人であることは間違いない」

 9日からは新人合同自主トレも始まる。1軍登録枠は28人。17年開幕時の野手登録は14人と狭き門だ。「全員(の可能性)がフィフティーフィフティーだけど。みんなが楽しみにしている選手が活躍することはすごく大事」。特別扱いはしない。期待のルーキーのアピールを待ち望む。(秦 雄太郎)

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