【DeNA】ラミレス監督は日本永住も視野、高校野球監督実現の可能性ある…記者の目

スポーツ報知
野球指導者講習会でパネルディスカッションに参加したラミレス監督

 DeNAのアレックス・ラミレス監督(43)が14日、都内で行われた野球指導者講習会で講演などを行い、将来的な高校野球の監督就任に強い意欲を示した。元プロに限らなくても、外国人の高校野球監督が誕生すれば超異例だ。しかも、それがプロでの監督経験者となれば、前代未聞の転身となる。

 ラミレス監督は、高校野球の監督として成功するだろうか。答えはイエスだ。昨年は桑原、倉本ら若い選手を育てて、チームを2年連続のCS進出、さらには19年ぶりの日本シリーズに導いた実績ももちろんだが、日本の野球文化に対する深い理解があるからだ。

 ヤクルトに入団した01年から春夏の甲子園を興味深くテレビ観戦していたといい、「外国人が日本球界の育成方法を学ぶには、高校野球を見ればいい」と断言するほど。また、守備を重視しすぎる傾向のある日本の野球についても「守備や走塁が日本人に向いているからこそ、そういう文化になっていると思う」との見方を示す。

 将来的には日本国籍の取得と日本永住を視野に入れており、実現する可能性は十分にある。日本と米国、ベネズエラの野球が融合したラミレス監督が、高校球界でどんなチームを作り上げるのかぜひ見てみたい。(アマ野球担当キャップ、17年DeNA担当・片岡 泰彦)

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