【日本ハム】清宮の本拠地デビュー戦が世界配信プラン 2・28&3・1台湾ラミゴと交流試合

スポーツ報知
打撃練習前に笑顔を見せた清宮

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=の本拠地デビュー戦が、世界へ向けて配信されるプランが16日、浮上した。チームは2月28日と3月1日に、本拠地デビューの可能性もある台湾・ラミゴとの交流試合(札幌D)を予定しているが、その模様を台湾のインターネットテレビ局が生中継する計画が判明。日本が生んだ怪物スラッガーが、シーズン開幕前に世界に向けてお披露目されるかもしれない。

 日本国内で“清宮フィーバー”を巻き起こしている18歳に、海外からも熱い視線が注がれていた。2月28日と3月1日に予定しているラミゴとの交流試合は、春季キャンプ1軍スタートが濃厚なルーキーにとって、本拠地初陣の可能性がある注目の2試合。台湾のテレビ局関係者は「インターネット放送で中継する可能性はあるでしょう」と話し、生中継でのネット配信が検討されている模様だ。インターネットテレビ局は世界中で視聴が可能なため、実現すれば大きな注目を集めそうだ。

 日本ハムは陽岱鋼(現巨人)が在籍していたこともあって台湾で人気が高い球団の一つ。さらに、台湾では日本の高校野球人気も高く、昨夏は初めて夏の甲子園の生中継が現地のケーブルテレビ局で行われたほどだ。当然、高校通算最多の111発を放った怪物スラッガーへの注目度も抜群で、同関係者は「台湾でも人気はすごい」と期待値の高さをうかがわせた。

 今回の2連戦は、台湾のチームが初めて札幌Dで試合をするとあって、台湾内でも話題になっているという。さらに昨季、打率4割7厘、31本塁打、101打点で3冠王を獲得し、「大王」のニックネームで知られる王柏融(ワン・ボーロン)外野手(24)も来日する見込み。日台の若き大砲の競演に注目が集まることも追い風となりそうだ。

 この日、新人合同自主トレが休日だった清宮は朝から外出してリフレッシュ。17日から始まる第3クールへ英気を養った。春季キャンプメンバーの振り分けは近日中にも発表される予定。キャンプでの実戦でも順調にステップを踏んでいけば、2月末に“世界デビュー”が実現する可能性は十分ある。日本が生んだ超高校級ルーキーの特大アーチが、国境を越えて注目を集めることになるか―。

 ◆清宮と生中継 昨年4月に行われた、日大三との春季高校野球東京都大会決勝のナイターを、東京MXが春季大会では初めて生中継。同試合はインターネットテレビ局の「AbemaTV」も生中継し、総視聴数が100万を超えて同局のスポーツ番組で史上1位となった。

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