【オリックス】「がんばろうKOBE」から23年 福良監督「心は一つ。勝たないと」

スポーツ報知
神戸のある西を向いて黙とうを行ったオリックスナイン

 オリックスは17日、福良監督ら首脳陣、合同自主トレ中の新人選手、球団職員ら約80人が、阪神大震災の犠牲者を悼んで黙とうした。

 球団の練習拠点が昨年3月、神戸から大阪・舞洲に移転。震災から23年で初めて神戸以外でこの日を迎えた。福良監督は「場所は関係ありません。心は(神戸と)一つだと思っています」と話した。当時、二塁手だった指揮官も神戸市内の自宅で被災。その年、チームは「がんばろうKOBE」を掲げ、リーグ優勝を果たした。「神戸の方々のお陰で勝たしてもらった。そのためにも勝たないと」と決意を語った。

 阪神は揚塩球団社長や新人7選手ら約60人が、甲子園の室内練習場で黙とうした。震災が起こった1995年に生まれたドラフト1位右腕の馬場=仙台大=は中学3年時に宮城・塩釜市で東日本大震災を経験。「普通に生活できることがどれだけ幸せなことかに感謝しながら、野球をしないといけない」と自らに言い聞かせていた。

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