【阪神】金本監督、福留3番固定へ その意外な理由とは?

スポーツ報知
黙とうをささげる阪神の馬場(左から2人目)ら選手たち

 阪神・金本知憲監督(49)が17日、福留孝介外野手(40)の打順を3番にするプランを明かした。その理由は意外なもので…。「できるだけ早い打順にしたら早く代われる。5、6番より3番ぐらいの方が早く休ませることができる」。4月に41歳となる大ベテランの体力温存へ、「3番・左翼」が優先座席となりそうだ。

 わずか1イニングの違いでも、積み重なれば、特に夏場は大きな差になる。「昨年みたいにヘロヘロになっていたらかわいそう。(地球温暖化の影響で)暑い日が多いからな、今の夏は。今の暑さやったら、俺もへばっとったと思う」。1492試合連続フルイニング出場の世界記録を持つ鉄人の言葉だけに重みがある。

 福留は昨季、規定打席にわずか2打席足らなかったが、79打点(打率2割6分3厘、18本塁打)はチームトップ。先発出場時の打順は4番で93試合、3番で27試合、5番で1試合だった。中日時代は3番が多く、06年はMVP。T・ウッズとの強力3、4番コンビで日本一に輝いた。阪神はロサリオを新4番候補として獲得し、福留にはつなぎ役も要求される。加えて、金本監督の狙い通りに、大量リードで「お役ご免」の試合が増えれば、猛虎打線は安定した力を発揮できそうだ。(島尾 浩一郎)

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