【ロッテ】井口監督流プールトレ導入!新人2人カナヅチも時間あれば泳がせる

スポーツ報知
井口監督

 ロッテが石垣島春季キャンプで「プールトレ」を導入することが18日、分かった。全体練習後の個人練習で選手がプールを使用することはこれまでもあったが、全体メニューに組み込まれるのは初の試みとなる。

 井口監督流のキャンプ改革“第1弾”だ。今回のプールトレは胸の位置付近まで水につかった状態で、守備の際に腰を落とす動作や、走塁のスタートなどに必要な瞬発力を上げる動作を繰り返し行うという。楠コンディショニングディレクター(CD)は「水中で動くことで体のうまい使い方を知ることができる。水の抵抗を使って、一瞬の力を集める動きなども分かります」と力説した。

 指揮官は昨季6年ぶりの最下位に沈んだチーム状況を踏まえ、今キャンプでは連日の猛練習を課す方針で「効率のいい練習をしていきたい。無駄のないキャンプで全員が動けて成果を残せる練習をしていけたら」と抱負を語っていた。グラウンド以外にも“練習場”を作ることで、雨の多い沖縄でも練習量が減らないメリットもある。

 ちょっぴり心配なのはドラフト3位左腕の山本=三菱自動車岡崎=と、同5位右腕・渡辺=NTT東日本=が全く泳げない「カナヅチ」ということくらいか。楠CDは「時間があれば泳がせます」。ニヤリと笑い、新戦力の尻をたたいた。(長井 毅)

 ◆球界キャンプ中の主な珍トレ

 ▽地鶏 03年に広島・山崎立翔守備走塁コーチが日南秋季キャンプで編み出した奇策。グラウンドに張った柵の中に日南名物の地鶏を放ち、それを選手に追いかけさせた。フットワーク強化が狙いとされるが、地鶏は座り込んだまま動かず、その場で卵まで生み出す場面もあった。

 ▽ゴルフ球 11年に阪神の宜野座春季キャンプでこの年に導入された統一球対策として「ゴルフボール打ち」を行った。“低反発球”はバットの芯に当たらないと球が飛ばないため、ゴルフボールと同じ大きさの球でティー打撃を行い、ミート力を高めた。

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