【阪神】中谷、2年連続20発超えへ「存在感」出す

スポーツ報知
今季の抱負を色紙に記した中谷

 阪神・中谷将大外野手(25)が20日、危機感たっぷりに“4大アピール”を宣言した。昨季133試合で20本塁打と才能を開花させ「存在感」をテーマに自己最高成績を目指す大砲候補。「守備、打撃、走塁、ベンチでも存在感を出してアピールしたい」とプロ8年目へ決意表明した。

 打率2割4分1厘、61打点の更新はもちろん、最大の課題は2年連続の20発超え。阪神では金本監督が04~09年に6年連続20発を達成したが、右打者では中谷の打撃の恩師でもある今岡(現ロッテ2軍監督、04~05年)以来となる。自己ベスト更新へ必要と考えるのはメンタルの充実。「(悪い結果を)引きずってベンチで考えすぎることもあった。声を出せば切り替えられるし、意味のある声を出したい」と意識を変えるつもりだ。

 この日は午前9時半から鳴尾浜に姿を見せ、甲子園へ移動して午後2時半まで自主トレに励んだ。CSで1打席しか出番がなかったことも巻き返しの原動力。一塁を守る新外国人のロサリオが加わり、「一緒に頑張りたいとか言える立場ではない。20本打ったからレギュラーとは決まってない」と謙虚だ。(長田 亨)

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