【中日】松坂大輔 一問一答<1>「久しぶりの緊張感の中でやらせてもらった」
昨季限りでソフトバンクを退団した松坂大輔投手(37)が23日、ナゴヤ球場で中日の入団テストに合格し、会見した。右肩痛で投げられない中、応援を続けたファンへの感謝を吐露。中日が獲得調査に乗り出している前マーリンズのイチロー外野手とチームメートとなることも熱望した。以下は一問一答。
―今の気持ちは。
「まずは第一段階というかホッとしています」
―今日の投球を振り返って。
「試合ではないんですけど、久しぶりの緊張感の中でやらせてもらった。僕の中では良かったです」
―感触は。
「今が100パーセントではないですけど、十分に投げられますというのは伝わったのかなと思います」
―年末年始はどんな時間の過ごし方をしたか。
「去年シーズン終盤ですけど、投げられそうな手応えはあったので。話をもらった時も、言われた日にちにしっかり合わせられるようにと思って、トレーニングはしていました」
―今日の段階では何割ぐらいを出せたのか。
「難しいですね。僕の中ではテストが終わって合格したら、キャンプ。キャンプをしっかり過ごしてオープン戦。オープン戦でしっかり結果を残して開幕を目指すというプランを自分で勝手に思ってやってきた。そういう意味では順調に、6、7割までは来ていると思うので、開幕までに100に持っていけるようにやっていきたいと思います」
―プロ20年目が開けた。
「周りにどう見られようが、何を言われようが、自分でまだやりきった、悔いのない野球人生だったとは思えないので。そう思えるようになるまでは自分を信じて進んでいきたいと思います」
―キャンプの抱負。
「新しい環境が楽しみであり、不安であるんですけど、早くチームに溶け込めるように。名古屋の町になじめるように楽しみながらやっていきたいと思います」
―実戦登板のイメージは。
「監督、投手コーチの2人と話をさせてもらいましたけど、キャンプを過ごしていく中で、『行きたいタイミングで言ってくれ』と言われた。あまり飛ばしすぎずに実戦に入っていけたらという感じですね」
―Bクラスに沈むチームの中で役割は。
「日本に戻ってきて3年間まともに投げていないので、自分の口から大きなことは言えないです。でも色んな人に恩返しするためにまずは1軍のマウンドに立つことを目標にしたい。感謝の気持ちを持ってマウンドに上がれたらいいなと思いますし。大した力になれないかもしれないですけど、チームとしても上にいけるような存在になれるようにしっかりやりたいと思います」
―森監督は若い選手に背中で見せて欲しいと。
「僕も自分から話しかけるのは得意な方ではないので。どちらかと言うと、後輩になめられやすいタイプだと思うので、どんどん話しかけてもらって、僕に答えられることがあれば、何でも答えます。監督からはバッティングを教えてくれと言われているので、そっちの方でも頑張りたいと思います」
―ファンにメッセージを。
「今日晴れて中日の一員になれました。たくさんの方に名古屋ドームに足を運んでもらえるように、チーム、名古屋を盛り上げてもらいたいと思います」