【中日】松坂大輔 一問一答<2>「僕は個人的に竜が好きなので」
―森監督に対する感謝の思いは。
「デニーさんを通じてですけど、シーズンが終わってからも気に掛けてくれていて、次の場所が決まらない中で、僕を不安にさせないような言葉を掛けてくれていたんで、感謝しています」
―中日のイメージは。
「僕は個人的に竜が好きなので。グラブにも刺しゅうするぐらいだったので。やっぱり強いチーム、嫌らしいチームというイメージがありますね、チームの印象としては。竜が好きなので、縁があるのかなと勝手に思っています」
―今一番燃えている思いは。
「本当にここ何年も投げられていないので。元気に投げている姿を、1年間めいっぱい見せつけたいという思いですかね」
―投げている姿を見たいファンが多い。
「ホークスにいた時もずっとリハビリしていましたけど、球場で待っていると、声をかけられて、その声に僕は支えられて、必ず復帰したいと思いながらやっていた。それがホークスの時には叶わなかった。場所は変わりましたけど、ホークスファンに対する思いは変わらないので。その人たちのためにも1軍のマウンドで恩返ししたいです」
―中日で成し遂げたいこと。
「何回も言うようですけど、僕は全然投げていないので、大きなことは言えない。目の前の目標を一つ一つクリアしていければ必ずチームの力になれると思っている。その結果、チームとして最高の結果を勝ち取れたらいいんじゃないですかね」
―99番を選んだ理由は。
「個人的には若い番号の方がいいと思っていた。20番も頭にありましたけど、それは今の僕がつけるべきではないと思いました。ドラゴンズの中でふさわしいピッチャーが出てくるべきだと。それで残ったのが99番だったんですけど。べたなところを言うと、足したら18になるし、99という数字に何か意味があるんじゃないかと思って、99にさせて頂きました」
―ここで最後の気持ちと監督も言っていた。
「選手としては長くやるに越したことはないんですけど、ここまで来たら先を見る余裕もないですし、1年1年が最後のつもりでやっていくことになると思います」
―ソフトバンク・和田、阪神・藤川ら松坂世代がエールしていた。
「常に連絡取り合って、みんな『待っている』と言ってくれた。2人だけじゃなくて、他の選手もいますけど。他の選手の活躍もあって、僕もまだまだ辞められない気持ちがある。また同じグラウンドに立って、言葉を交わしたいと思います」
―合格はどのタイミングで言われた。
「はっきり言われていないんですよ。『着替えてしっかり会見やってこい』と言われた。そういうことなのかなと。はっきり合格とは言われていない。雑談の中で後のスケジュールを話して決めてこいという感じでした」
―先発とか起用に関する希望は。
「先発はやりたいですけど、チームのニーズに応えられるように準備したいと思います」
―20年目のシーズン。
「周りに20年と言われると、それだけ経ったのかなと思いはしますけど、普段から自分で意識することはないですね。20年後の自分も想像していなかったですし。僕が入った時に20年目の選手は相当なオジサンのイメージでしたね。自分が今そんなになっているんですけど。若い子たちにどう見られるのかなという感じですね。続けたくても続けられない選手もいますし、この場を与えてもらって、本当に感謝しています」