【楽天】高梨、将来“1億円プレーヤー”に「1球1球の積み重ね…」

スポーツ報知
パソコンで確定申告ができる「e―Tax」を体験する高梨

 楽天の高梨雄平投手(25)が、将来的な“1億円プレーヤー”に意欲を見せた。24日、仙台北税務署でパソコンによる確定申告「e―Tax」の体験イベントに参加。仮の金額として、報酬1億円で確定申告を体験した左腕は「そういう金額を将来見ることができるように、今年も頑張りたい」と語った。

 思わず頬が緩んだ。確定申告の体験イベント。司会者から入力する金額を「1億円」と言われると、まじめに画面を見つめていた高梨の表情が崩れた。最後は1億円と同じサイズ、同じ重さの見本を持って記念撮影。気持ち的にも、物質としても1億円を体感し「1億円のキャッシュを持つ機会はなかなかないと思うので、貴重な体験でした。(1億円の入力は)『0』が多すぎて…」と笑った。

 1億円プレーヤーを目指し、“2年目のジンクス”も恐れない。「2年目のジンクスというけど、それが半年でくるのか、2年目、3年目でくるのかというだけ。どこかで攻略されて、打たれるのは想定内。恐れるより、そういうときにどうするかに注力していきたい」と表情を引き締めた。

 ルーキーイヤーの活躍で年俸800万円から、今季は3000万円へと大幅アップ。それでも「今年(の年俸)から、いきなり1億円というのはない。1球1球の積み重ねが評価される。目の前の1人を抑えることに集中したい」と冷静だ。

 自主トレでは、ブルペンでの投球も再開。「去年の流れを踏まえて、いい自主トレができている。順調だと思います」と自信を見せた。まずは実戦勘を取り戻し、今季も方程式の一角を担う。(山口 泰史)

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