【日本ハム】栗山監督、2年ぶりの日本一奪回へ「道はできている」
スポーツ報知
日本ハムの栗山英樹監督(56)が24日、札幌市内の球団事務所で、今季のチームスローガンを発表した。新スローガンは「道―FIGHTERS XV―(みち・ファイターズフィフティーン)」に決定した。球団にとって北海道移転15年目の節目のシーズン。指揮官は2年ぶりの日本一奪回へと向かう道は「できている」と断言した。
“Vロード”は見えている。栗山監督は、スローガン「道」が描かれたパネルを持ちながら、右手でVサイン。「今年は優勝するしかない。その逆算の『道』をどういう風に行くかしかない。僕の中でその『道』はできているつもり」。指揮官の頭には、覇権奪回へのルートがくっきりとイメージされている。
新しく選ばれた「道」は球団職員から募った79個の案の中から決定した。今季は本拠地を北海道に移転後15年目。スローガンには道内の期待を背負い、信念を貫き通し、結果に行き着く道筋を考え野球の道を究める決意を表したという。15を意味する「XV」はVが3つ組み合わさり、移転後3度目の日本一への意気込みが込められる。
ロゴデザインは帯広市出身の書道アーティスト萃美(すいび)氏に依頼。部首のしんにょうは北海道の形。赤、金、青のチームカラーで描かれた大小の丸は、北海道命名150周年の積み重ねが表現されている。
北海道愛と日本一への思いがこもった新スローガンに栗山監督も気持ちを新たにした。「去年は(道が)見えてましたけど止まってしまったので。停滞せず止まらないように突き進みたい」。昨季の5位から巻き返しを誓う就任7年目。今季は立ち止まらない。
(秦 雄太郎)