【オリックス】安達、フル出場「30盗塁」狙う!潰瘍性大腸炎を克服

スポーツ報知
自主トレを公開した安達

 オリックスの安達了一内野手(30)が24日、変則トリプルスリーの誓いを立てた。今年はオリックスとして30シーズン目の節目で、安達自身も7日に30歳を迎えたばかり。「30盗塁はいきたい。チームで100(盗塁)くらいいかないと警戒もされない」と、「30並び」の目標を掲げた。

 冷たい風が吹きつけるなか、大阪・舞洲で自主トレを公開した安達は、快活に球場横の坂道をダッシュした。今月8日から14日まで佐賀・嬉野温泉でソフトバンク・本多らと自主トレを行い、通算337盗塁の先輩からスタートの技術などについて教わった。昨季リーグ最少の33盗塁に終わったチームに課題を感じ「自分がどんどん走っていかないと」と自覚を強めた。

 フル出場への思いも強い。16年1月に難病の潰瘍性大腸炎を発症。昨季も再発し、戦線離脱を余儀なくされた。奈緒夫人の協力の下、生ものを控え、野菜も蒸して口にするなど、体調管理を徹底。嬉野温泉での自主トレでは、温泉水を使った湯豆腐も食した。「遊撃でフルで出られれば強くなる。フルで出続けられるようにしたい」。足攻のキーマンとなり、節目の年に完全復活を目指す。(原島 海)

 安達が草津白根山(群馬)の噴火に心を痛めた。23日の噴火では訓練中だった陸上自衛隊12人が死傷。同県高崎市出身の安達にとっては「毎年、(隣接するスキー場へ)スキーをしに行っていました。友達の実家も近くにあります」と、ゆかりのある場所だった。「心配です。亡くなった方もいますし…」と神妙な表情だった。

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