【オリックス】オフは教師の新外国人・アルバースが入団会見

スポーツ報知
入団会見を行ったオリックスの新外国人・アルバース

 オリックスの新外国人、アンドリュー・アルバース投手(32)=マリナーズ=が26日、大阪・舞洲で入団会見を行い、中学教師もしている異色の経歴を明かした。オフには地元でフランス語と数学を教えている技巧派左腕は、先発として期待されている。「競争心と闘争心を持って攻めていきたい」と頭脳を武器に日本球界に挑む。

 新助っ人は先生だった。「オフは地元で教師をしていた。6、7年続けてるかな。今年はメインの先生がお休みで臨時でクラスを受け持った」。自身の出身校、カナダのジョン・ポール・セカンド校の8年生(日本の中学生相当)22人の臨時教師を務めた後、来日した。名門・ケンタッキー大で教員免許を取得した左腕は、動機について「地域に恩返しができればと思ってね」と説明した。

 もちろん、日本球界の予習も完璧だ。13、17年WBCでともにカナダ代表だった巨人・マシソンから吸収。「日本選手はバットに当てる力がある。打ち取るのが難しくなるだろう」と抑えるイメージを膨らませた。

 長村球団本部長は「1枚計算できる左の先発投手。先発に厚みを加えてほしい」と期待。頼もしい先生が、チームの成績も上げてくれるはずだ。(原島 海)

 ◆アンドリュー・アルバース(Andrew Albers)1985年10月6日、カナダ生まれ。32歳。ケンタッキー大から08年ドラフト10巡目でパドレスに入団。13年にツインズでメジャー昇格。昨季はマリナーズで5勝1敗1セーブ、防御率3・51。メジャー通算は26試合で7勝6敗1セーブ、防御率4・10。185センチ、91キロ。左投右打。背番号27。

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