【DeNA】筒香結婚、夏前にはパパに 横浜高の大先輩・松坂との対戦「楽しみです」

スポーツ報知
一般女性と結婚することを発表した筒香

 DeNAの筒香嘉智外野手(26)が27日、今春に一般女性と結婚し、年内には第1子が誕生予定であることを発表した。神奈川・横須賀市のベイスターズ球場で自主トレを公開後、広報を通じ「お付き合いしていた女性と今春結婚いたします。また本年中に父親になります。新しく家族が増えることに喜びと責任を感じています」とコメント。また、中日移籍が決まった横浜高の先輩・松坂との対戦も熱望。家庭では父親、チームでは主将として20年ぶりのリーグ制覇&日本一を目指す。

 より一層、責任感が強まった。勝負のシーズンを前に筒香は「私事ではございますが、かねてよりお付き合いしていた女性と今春結婚いたします。また、本年中に父親になります。相手は一般の方ですので、静かに見守っていただければ幸いです」と談話を発表した。

 関係者によると、年上の女性とは既に同居生活をスタートさせており、3月末の開幕をメドに婚姻届を提出し、夏前にはパパになる予定だ。中学時代に所属していた少年野球チーム「堺ビッグボーイズ」の小学生の部では昨年から「スーパーバイザー」を務めるなど、子供と触れ合うことが大好きな筒香にとって、第1子の誕生はこの上ない喜びとなる。

 この日は発表に先立って自主トレを公開。遠投と室内での軽めのフリー打撃を披露した。昨季はチームを19年ぶりの日本シリーズへと導いたが、レギュラーシーズンでは打率2割8分4厘、28本塁打、94打点。前年の数字を全て下回った。今季は3番を任されることが決まっており「昨年は納得したものではない。いろいろ感じる部分はあった。個人としては技術、人間性ももっと成長して、周りから応援してもらえるように。チームとしては優勝。主将としてまとめていきたい」と気持ちを新たにした。

 大先輩の存在もモチベーションになる。母校の11学年上の松坂だ。筒香は小学生の頃、甲子園で活躍する松坂を見て、のちに横浜高進学を決めた。対戦したいかと聞かれ、すぐさま「したいです。本当に憧れの方。今までは想像がつかなかった。マウンドに立っている雰囲気とか、何かいろいろ感じると思う。楽しみです」と少年のように心を躍らせた。

 かつての自分が松坂に憧れたように、自らも子供たちに夢を与えるのが使命だ。3月の豪州戦の侍ジャパンメンバーに選出された。20年東京五輪では4番を託される可能性が高い。「野球をやっている子、やっていない子も野球が好きになって、将来のために頑張れるようなプレーがしたいです」ときっぱり。家庭でもチームでも大黒柱として、公私において最高の一年を目指す。(岸 慎也)

 ◆松坂&筒香の横浜高時代

 ▼松坂大輔 2年夏からエース。3年春のセンバツ優勝。夏の甲子園では準々決勝でPL学園に延長17回250球完投勝利。決勝の京都成章戦では無安打無得点。2年秋の新チームから国体まで公式戦44戦無敗。

 ▼筒香嘉智 1年春から4番。2年時センバツ、夏の甲子園に出場。夏は準決勝で敗退も、準々決勝の聖光学院戦では2打席連発を含む1試合個人最多の8打点をマークした。3年夏は神奈川大会準々決勝で敗退。高校通算69本塁打。

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