【ロッテ】涌井残留決定 海外FAも納得のオファー得られずメジャー断念

スポーツ報知
涌井

 ロッテから海外フリーエージェント(FA)権を行使した涌井秀章投手(31)がメジャー移籍を断念し、ロッテに残留することが27日、分かった。

 昨年末には「まだまだ時間はかかるかなと思います。その夢を追いかけさせてもらっているので、待とうかなと思っています」と越年も辞さない構えを見せていたが、メジャー球団から満足のいくオファーを得られず、決断に至ったもようだ。

 球団幹部は「本人からの正式な連絡はまだ来ていない。残るとなったらウェルカムです。戦力であり、エースですから」と歓迎した。さらに「残るのであれば(キャンプインの)2月1日から一緒のスタートがベスト」と話した。球団側には今月中にも涌井と再契約に向けた交渉を行う用意があるが、契約自体は2月以降にずれ込む可能性もある。

 右腕はオファーを待ちながら千葉・館山市内で自主トレを続けていたため、石垣島キャンプ初日にも間に合う見込みだ。昨季は25試合で5勝11敗、防御率3・99の成績にとどまったが、通算123勝と実力、経験はともに十分。最下位からの巻き返しを図る井口ロッテに頼もしい大黒柱が戻って来ることになりそうだ。

野球

×