【楽天】ドラ1近藤、生き残りへ「強気出す」、ドラ2岩見「売りは打撃」新人合同自主トレ終了

スポーツ報知
キャッチボールをする近藤(左)とペッパーをする岩見。ともに順調な調整ぶりで1軍キャンプに自信を見せた

 楽天は28日、仙台市の泉練習場で行ってきた新人合同自主トレを打ち上げた。来月1日からの沖縄・久米島キャンプで1軍に帯同するドラフト1位・近藤弘樹投手(22)=岡山商科大=と同2位・岩見雅紀外野手(23)=慶大=はともに順調な調整ぶりと、キャンプでのアピールに自信を見せた。新人を含めた1、2軍の全選手やスタッフは30日に久米島入りし、シーズンをスタートさせる。

 寒さに凍え、白い息を吐きながらも、確かな手ごたえを口にした。9日から始まった合同自主トレを打ち上げたルーキーたちが、プロとしての第一歩をすがすがしく振り返った。

 近藤「順調にけがなくできたのでよかった。思ったように来ているんじゃないかなと思います」

 岩見「充実した時間だった。太ももや腰とかに全然、疲労を感じていないので、いい形でキャンプに入れると思います」

 岩見は一時、恥骨の違和感で練習の強度を下げたこともあったが、「全く問題ない。違和感もない」と強調。育成選手を含めた10人の新人は大きなけがもなく、1か月を終えた。

 即戦力として期待される近藤、岩見を始め、ドラフト3位・山崎剛内野手(22)=国学院大=らを加えた5人の新人がキャンプで1軍スタート。1軍の久米島キャンプは11日に打ち上げ、12日には実戦中心になる沖縄・金武町に移動。1軍生き残りへの最初の関門となる“久米島脱出”へ、2人は気合十分だ。

 近藤「どんどんアピールしていこうと思います。投手なので抑えていかないといけないので、強気で押していきたい」

 岩見「打撃は売りなのでアピールしたい。守備と走塁はお世辞にもうまいとは言えないけど、教えてもらいながら、1軍で出られるレベルにスキルアップしていきたいと思います」

 昨季は森原、高梨ら3人の新人が開幕1軍切符をつかみ、藤平や田中もシーズン途中から昇格して躍動。5年ぶりの日本一奪還へ、新人の未知なる力も鍵を握っている。(安藤 宏太)

野球

×