【西武】166キロ助っ人カスティーヨ、大谷超えに自信「もっと速いボールを投げられる」

スポーツ報知
来日したカスティーヨは、笑顔であいさつする

 西武のファビオ・カスティーヨ投手(28)=ドジャース=や、阪神のウィリン・ロサリオ内野手(28)=韓国・ハンファ=ら、各球団の外国人選手が28日、続々と来日した。2年前に球速103マイル(約166キロ)をたたき出した新助っ人のカスティーヨは、エンゼルス・大谷が日本ハム時代の2016年に記録した日本球界最速165キロの更新に色気を見せた。

 初来日で成田空港に降り立ったカスティーヨは、その質問を待ちかまえていたようだった。「昨年のMAXは101マイル(約163キロ)。平均で150キロ後半は投げられます」。球速に関する問いかけに、次々と具体的な数字を挙げた。「13歳の時には130キロ後半を投げられた。要因? 神様から授かったものだと思います」と、ニヤリと笑った。

 まだ28歳。進化の余地を感じている。一昨年には「103マイル(約166キロ)まで表示されたことがある」と豪語。日本球界最速は同じ16年に当時日本ハムに所属した大谷が計測した165キロ。「もっと速いボールを投げられるという思いはあります」と、日本記録の更新に意欲を見せた。

 メジャーでの実績は、ドジャースに所属していた昨年の2登板だけ。それでも、当時のチームメートだったダルビッシュを「日本人のベストフレンド」と称し、会話を重ねながら日本との縁を育んできた。

 「映像も見たけど、日本人はミート力がある。直球で三振を取りたいが、ツーシームで併殺も取りたい」。メキシコ、韓国でもプレー経験がある苦労人は、先発起用が見込まれる。「日々努力して、ライオンズの勝利に貢献したい」と殊勝に語り、空港を後にした。(今井 真之)

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