【日本ハム】清宮、2時間遅れでアリゾナキャンプへ出発 右手は「問題ない」

スポーツ報知
2時間遅れでキャンプ地へ出発した清宮

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=が28日、千葉・鎌ケ谷での新人合同自主トレをひと足先に打ち上げ、米アリゾナ1軍キャンプへと出発した。成田空港発のチャーター機は不具合が出て別の機材に変更したため、予定より2時間以上遅れて午後10時ごろに離陸した。清宮は「バッティングが自分の長所。そこを第一にやりたい」と意気込んだ。

 同期と固い約束を交わした。同3位右腕・田中瑛=柳ケ浦高=は「(清宮に)4割2分は打ってこいよ。もし打てなかったら罰ゲームな!」と送り出したと笑った。それに対し、清宮は「もし俺が4割2分打ったら、お前に罰ゲームや!」と決意を固めてスーツ姿で寮を出発した。

 18日に負傷した右手親指は、順調な回復ぶりだ。この日は、球場でのキャッチボールで、最長約60メートルの遠投を行い、室内では前日に続きティー打撃などで計56スイング。初めは右手親指に緩衝材をつけていたが、途中から外した。「手に関しては全然問題ないです」と清宮。谷ヘッドトレーナーは「全く痛みはないと思う。今日は抑えた」と今後のフリー打撃などの再開は、首脳陣とトレーナーが話し進めていく。

 2月10日(日本時間11日)に韓国KTとの実戦が控えている。栗山監督は「(清宮のけがに)俺は全然心配してないよ」と安心している。初の実戦へ、清宮は「自分もそこがスタートかなと思う。そこで自分がどう感じるか、それをしっかり大事にしたい」。同期との約束を“バット”で見せつける。(小林 圭太)

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