【オリックス】新婚マレーロ、新妻は3月来日 愛の証しはゴムの指輪

スポーツ報知
マレーロ(右)はプレー時に着用するゴム製の結婚指輪を笑顔で披露(左はロメロ=カメラ・原島 海)

 オリックスのクリス・マレーロ内野手(29)が29日、新婚パワーで活躍を誓った。昨シーズン途中に加入した際、恋人としてともに来日したデミさん(26)と7日に結婚したことを明かし、「家族ができたので、モチベーションも上がる。年間通して成績を残したい」と意欲を語った。

 マレーロといえば昨年6月9日の中日戦(京セラD)でデビューし、“来日1号”を放つも本塁踏み忘れで幻に。かと思えば、9月29日のロッテ戦(ZOZO)で、プロ野球通算10万号を放った“持ってる男”だ。2年目 →→ のキャンプ準備のため、この日は大阪・舞洲で荷物出しを行った。左手の薬指には、キラリと輝く結婚指輪…ではなくグレーのシリコンゴム製リングがはめられていた。

 金属製の高価な結婚指輪はプレーの支障になり、頻繁な着脱は紛失の恐れもある。そのため米国では愛用者が多いという。愛妻と片時も離れたくないという強い思いの表れ。「まだ式は挙げていない。11月に式を挙げてハネムーンするよ」と笑顔を見せ、指輪をアピールしてみせた。

 デミさんは昨年の入団会見にも同席し、シーズン中は神戸でともに過ごした。結婚して、すぐに単身来日となった。「3月に日本へ来る予定。妻からは『楽しんで。そして、しっかり働いてきて』と送り出されたよ」と、尻をたたかれても笑みが絶えない。「日本に戻ってこられてうれしい。去年は途中から来たから、一年通して結果を出したい」。愛の証しを常に身につけ、2年目も大暴れする。(原島 海)

 ◆日本では 公認野球規則によると、投手については「いかなる異物でも、身体につけたり、所持すること」を禁じ、「いずれの手、指または手首に何もつけてはならない」と定められている。投手以外に規定はないが、日本では多くの選手は指輪をはめずにプレー。ペンダントにして首から忍ばせている選手もいる。

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