【楽天】キャンプ前に星野さんに呼ばれた!?故郷・岡山経由し久米島入り

スポーツ報知
シーサーを手に飛躍を誓う楽天ドラフト1位の近藤

 楽天ナインが30日、仙台空港の雪の影響で図らずも、4日にすい臓がんで亡くなった星野仙一副会長(享年70)の地元・岡山を経由し、キャンプ地の久米島に入った。

 JAL広報によると、仙台空港の滑走路が雪で一部凍結。球団のチャーター機は通常より短縮された滑走路で離陸するため、燃料を減らして機体を軽くし、定刻から10分遅れの午前11時25分に出発した。本来は直行便だったが、燃料を減らした分、給油のため午後1時10分に着陸したのが、岡山空港だった。

 梨田監督は「星野副会長の出身地。ごあいさつする形になった」。岡山商大出身のドラフト1位右腕・近藤は「僕のことより、星野副会長の地元に降り立ったのは、何かあるんじゃないかと思いました」。午後1時42分に再び離陸するまで32分間。各自が星野さんに思いをはせ、エネルギーをもらった。

 久米島空港には定刻から56分遅れの午後3時56分に到着したが、雪が招いた回り道にも意味がある。久米島の球場には献花台が設置され、2月1日のキャンプインに1、2軍で黙とうをささげる。「気持ちの強さ、チームワークがすべて」と指揮官。闘将とともに戦う。(山崎 智)

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