【日本ハム】助っ人右腕マルティネス、異例のキャンプ前乗りに栗山監督絶賛

　日本ハムの新外国人右腕、前レンジャーズのニック・マルティネス投手（２７）が、異例の“キャンプ前乗り”で栗山監督のハートをつかんだ。右腕はこの日からチームの合同自主トレに合流。指揮官はその意識の高さを絶賛した。

　メジャー通算１７勝の助っ人右腕が、早くも指揮官の信頼を勝ち取った。球団からは１月３１日までのチーム合流を求められていたが、「ちゃんと調整できるように、早めの準備をするために来た。自分の意思でね」。自宅のあるフロリダ州マイアミから、深夜発の航空機で約５時間のフライトを経てキャンプ地に到着した。

　栗山監督は「実績のある投手が、こんなに（キャンプに）早く来ることはないだろう」と姿勢を評価。さらに「キャッチボールをやるだけなのに、ちゃんと帽子をかぶっている。敬意を持って野球をやってくれている。その姿に安心感を感じた」。野球人としての自覚ある行動に胸を打たれ、がっちりと握手を交わした。

　今季、先発ローテ入りを期待される右腕は「これからが非常に楽しみな気持ち」と笑顔を見せた。