【楽天】ドラ1近藤、同部屋の“年下”藤平先輩に学ぶ

スポーツ報知
宿舎で同部屋となった同じドラ1の藤平(左)からプロとして学ぶ考えを示した近藤

 楽天は30日、仙台からのチャーター便でキャンプ地の沖縄・久米島に入った。1軍スタートとなるドラフト1位・近藤弘樹投手(22)=岡山商大=は、昨年のドラフト1位・藤平尚真投手(19)と同部屋。年下でもプロの世界では“先輩”にあたる右腕にも学び、2月1日からの初キャンプを乗り切る。

 ややぎこちない笑顔で、近藤は報道陣に手を振った。ドラフト1位の恒例となっている写真撮影。同部屋の藤平とともにベランダに姿を見せると、カメラマンからの要望に応えた。「いよいよ、キャンプが始まるな、と。角度のある真っすぐが自分の持ち味だと思っているので、そこをどんどんアピールしていければ」と意気込みを語った。

 学べるものは、年下からも学ぶ。同部屋の藤平とは「寮で1回、会っただけ。しっかり話すのは今日が初めて」。それでも、1年目からシーズン終盤には戦力となった右腕だけに「同じピッチャーなので、聞けることはいろいろ聞いて、吸収していきたい。練習以外の過ごし方がまだ分からない。どういうケアをしているかとか、学んでいきたい」。プロとしての時間の使い方を見て、聞いて、自分のものにしていくつもりだ。

 31日は久米島野球場で自主トレを行い、キャンプインに備える。新人合同自主トレでは、2月1日に万全の状態でブルペンに入ることを一つの目的としてきたが「順調には来てるんじゃないかと思います」と自信を見せた近藤。生活面での疑問も解消しながら、当面の目標に掲げる開幕1軍へ向けて、不安なくアピールしていく。(山口 泰史)

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