【中日】ドラ1・鈴木博“リベラ流”で守護神狙う 変化球はカットボール1種

スポーツ報知
休日返上で砂浜をランニングした鈴木博。流木に座り靴ひもを結びなおした

 中日のドラフト1位・鈴木博志投手(20)=ヤマハ=が31日、変化球はカットボール1種の“リベラ流”で名クローザーの道を歩むと誓った。キャンプインを翌日に控え、沖縄・恩納村で休日返上ラン。自主トレのブルペンで変化球はカットボールしか投げていないが、「難しく考えず、真っすぐだけでもいいと思っている」と最速157キロの直球を軸に、他の球種は封印する計画を明かした。

 お手本はMLB史上最高の守護神、マリアノ・リベラ(元ヤンキース)だ。投球の8割を占める最速153キロのカットボールと直球だけで、メジャー最多の通算652セーブを積み上げた。鈴木博が同じ背番号46を希望したほど憧れるクレイグ・キンブレル(Rソックス)も変化球はナックルカーブのみ。「リベラもキンブレルも1つの変化球で抑えられる。分かりやすい」と単純明快さに憧れている。

 スライダーとフォークボールも操る鈴木博だが、カットボールは最速145キロの超高速。過去には右肘の疲労骨折や右前腕の肉離れなどを経験しており、球種が少なければ肩と肘の負担も軽減できる。「打者がとらえたと思ってもファウルになるような球を投げたい」。抑えに多彩な球種は無用。リベラのような強いボールと強いハートで、1年目から守護神の座を勝ち取る。(田中 昌宏)

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