元DeNAの高森勇旗氏、著書刊行記念トークショーで小笠原道大への愛を語る

スポーツ報知
著書刊行記念のトークショーを行った元DeNAの高森勇旗氏(右)

 元DeNA内野手の高森勇旗氏(29)が2日、著書「俺たちの『戦力外通告』」(ウェッジ)の刊行を記念して、ベイスターズ党でおなじみのライター・村瀬秀信氏(42)と東京・渋谷の大盛堂書店でトークイベントを行った。

 同書は12年オフに横浜から戦力外通告を受けた高森氏が、自身の経験も交えて井川慶、中村紀洋、川上憲伸、石井琢朗ら計25人にインタビューしたものをまとめた一冊。「現役時代から書くこと、表現することに興味があった」と語る高森氏は現在、ビジネス界で活躍する一方、ライターとしても集英社の「webスポルティーバ」や雑誌「野球太郎」「東洋経済オンライン」など執筆の領域を広げており、6年間のプロ野球生活で見て、聞いて、触れた球界のリアルが独特の筆致で熱くつづられている。

 現役時代は野球選手のものまねでも、ベイ党を沸かせた高森氏。今回のトークショーでは小笠原道大(現中日2軍監督)のことがあまりに好きすぎて、2010年夏にはイースタンの公式戦でG球場を訪れた際、「小笠原さん、握手して下さい! ボク、大好きなんです」といきなり突撃してしまったことを明かした。

 「その日の試合が終わって、クラブハウスで着替えていたら小笠原さんと鈴木尚広さんが来てくれて…。尚広さんが『高森ってどいつ?』と聞かれるので、『自分です』と出て行ったら、小笠原さんが『頑張れよ』とご自身のバットをプレゼントしてくれたんです。自分にとって『神』ですから、ものすごく感激しましたね」

 イースタン・西武戦では「なりきり小笠原」の打撃フォームで本塁打を放ったこともあるという。小笠原本人から「今まで俺のものまねをやったヤツの中では、一番うまい。俺のものまねで打てるヤツは初めて見た」と太鼓判を押されたとの話に、詰めかけた野球ファンから爆笑が巻き起こった。

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