【ロッテ】ドラ４菅野「開幕５番・右翼」に名乗り

　ロッテのドラフト４位・菅野剛士外野手（２４）＝日立製作所＝が３日、「開幕５番・右翼」に名乗りを上げた。石垣島キャンプのシート打撃で２打数２安打。２日のシート打撃と合わせ実戦２試合で二塁打を含む４打数３安打、打率７割５分の猛アピールだ。「この調子でいきたい。できれば右翼でずっとやってきたので、右翼で勝負したい」とレギュラー取りに意欲を示した。他の右翼候補には清田、加藤らがいる。

　菅野は第１打席で１３年セーブ王・益田の高め直球をコンパクトに振り抜き、右中間へ運んだ。明大でリーグ新の２８二塁打をマークした“ミスター・ダブル”は「二塁を回ったところでいけないと判断してしまった」と、三塁打にできなかったことを反省。かつての守護神・西野からも右前打を放ち、存在感を高めた。

　井口監督も主軸候補の活躍に「（主軸は）期待しているところ」と賛辞を贈り「彼が頑張って打っているので、周りの外野陣もかなり良い刺激になっているんじゃないですか」と相乗効果も指摘した。「開幕スタメン？　まだ全然見えてきてない。アピールは１年間通してやっていく」と菅野。このまま一気に突っ走る。（長井　毅）

　◆菅野　剛士（すがの・つよし）１９９３年５月６日、東京・府中市生まれ。２４歳。武蔵府中リトルでは楽天・茂木、日本ハム・横尾とチームメート。東海大相模高では１１年センバツ優勝。明大から日立製作所に進み、社会人日本代表入り。１７１センチ、８３キロ。右投左打。年俸１１５０万円。