【広島】2年目捕手・坂倉将吾が赤丸急上昇 侍J稲葉監督「野球界を背負っていく選手に…」

スポーツ報知
坂倉が飛球を追いかけ好捕する

 侍ジャパンの稲葉篤紀監督(45)が3日、広島の日南キャンプを視察し、東京五輪で輝く原石を発掘した。2年目捕手の坂倉将吾(19)で、稲葉監督は「野球界を背負っていく選手になるのではないかと思う。打撃がいい」と将来性に高い期待を寄せた。

 坂倉は持ち前の打撃センスで、昨季はウエスタン・リーグ2位の打率2割9分8厘。リーグ終盤には、高卒1年目野手としては鈴木以来4年ぶりとなる1軍昇格を果たした。稲葉監督は昨年10月、日本ハムの監督として指揮を執った宮崎フェニックス・リーグの広島戦で印象に残ったといい「シャープで、そんなに大きくないのに非常に力強い。2020年はどうか分からないけど、どう成長するか楽しみ」と熱視線を送った。

 坂倉はフリー打撃で94スイング中2本のサク越え。稲葉監督が絶賛したことには「代表には縁がなかったので、素直にうれしい」と顔をほころばせる一方、「まずはチームの代表にならないと。1軍でレギュラーを取ることを目指していきたい」と定位置奪取を誓った。

 ◆坂倉 将吾(さかくら・しょうご)1998年5月29日、千葉・成田市生まれ。19歳。日大三高では1年秋から「4番・右翼」でレギュラーを務め、2年秋から正捕手。甲子園出場はなし。16年ドラフト4位で広島入団。昨季のファーム日本選手権では、決勝3ランを放って初優勝に貢献しMVPを獲得した。176センチ、84キロ。右投左打。

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