【ヤクルト】カラシティー、魔球を「ハイチュウスプリット」と命名 甘~い変化球?いえ大好物です

スポーツ報知
フォークの握りで大好物のハイチュウをつかむヤクルト・カラシティー

 ヤクルトの新外国人、マット・カラシティー投手(26)=カブス3A=が4日、自身のウィニングショットを「ハイチュウスプリット」と命名した。抑え候補の159キロ右腕は、2度目のブルペンで35球。人気キャンディーの名前の由来同様、ハイグレードな決め球で打者を手玉にとる。

 「えぐい!」。小川監督も見守った肌寒い屋外ブルペンに仰天の声が響いた。落差の大きいスプリットは、1月の来日直後から「(ソフトバンクの)千賀よりすごい」(チーム関係者)と絶賛する声も出るほど。お化けフォークをしのぐボールを駆使し、昨季の3Aでの奪三振率は12・32。「アウトを取る最大の武器だよ」と胸を張った。

 投球後に突然、取り出したのは来日後にハマった大好物。「好きなので、ハイチュウスプリットと呼んでもらおうかな。速くなるかなと思って食べているよ」とニヤリ。理想のクローザー像はMVP右腕だ。「サファテ(ソフトバンク)の映像を見て、彼みたいになりたい」。広島入りした11年キャンプで粗削りだった姿は、重なる部分も多い。かめばかむほど濃厚な持ち味が長く続きそうな新助っ人だ。(田島 正登)

 ◆マット・カラシティー(Matt Carasiti)1991年7月23日、米コネティカット州生まれ。26歳。セントジョーンズ大から12年ドラフト6巡目(全体198番目)でロッキーズ入団。16年にメジャー初昇格し、昨年6月にカブスへ移籍した。メジャー通算19試合で1勝0敗、防御率9・19。191センチ、92キロ。右投右打。年俸7800万円。

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