【ＤｅＮＡ】細川、“チーム１号”１３０Ｍ弾で第１クールＭＶＰに

　ＤｅＮＡ・細川成也外野手（１９）が４日、“チーム１号”を放った。フリー打撃で右腕・三嶋の直球を左翼ネットに突き刺す１３０メートル弾。投手からのサク越えは今キャンプチーム初で、ラミレス監督からは第１クールのＭＶＰに選ばれた。

　内角高めの直球に体が反応した。腰を回しバットを内側から出すと、打球はライナーで伸びていった。「球種を言ってくれていたけど、あんなにしっかり回れたのはいい感じです」と笑顔で手応えを口にした。

　高卒１年目の昨季、終盤に昇格するとデビュー戦から２戦連続本塁打と存在感を示し、日本シリーズにも出場。初のキャンプ１軍スタートを勝ち取った。この日、ラミレス監督から第１クールのＭＶＰに投手・熊原、野手の佐野とともに名前を挙げられた。開幕スタメン候補として期待する指揮官は「４０発打てる素質がある。５ツールプレーヤーになっている最中」とパワーだけではなく、走攻守で注目している。

　伝え聞いた細川は「本当ですか？　実戦に入っても投手に対応できるようにしたい」と気を引き締めた。同じ右打ちの外野手では「広島の誠也」が若くしてブレイクしたが、「ハマの成也」にも注目だ。（岸　慎也）

　◆細川　成也（ほそかわ・せいや）１９９８年８月４日、神奈川・厚木市生まれ。１９歳。茨城・明秀学園日立高では２年春から右翼のレギュラーで３年春からエース。３年夏は県大会準Ｖ。１６年ドラフト５位でＤｅＮＡ入団。１７９センチ、８６キロ。右投右打。年俸５４０万円。