【日本ハム】杉浦「8、9割」完全復活に手応え66球

スポーツ報知
今キャンプで3度目のブルペン入りし、66球を投げた杉浦

 日本ハムの帯広市出身・杉浦稔大投手(25)が、完全復活に向けて調整を続けている。沖縄・国頭村での2軍キャンプは6日、第2クールがスタート。今キャンプ3度目のブルペン入りし、66球を投じた。「状態は8、9割くらい。最近は力を入れられるボールも増えてきた」と手応えをにじませた。

 昨季は4月に発症した右肩痛の影響で登板は5試合。7月にトレード移籍した地元・日本ハムでは1試合の登板もないままシーズンを終えた。再起を目指すが、焦らない。ブルペンで投げるのはまだ直球のみ。練習メニューもまだリハビリ選手用のもの。「復帰の目標は決めていない。決めてやると無理が出ちゃうので」と焦る気持ちを抑える。

 「もう1つ状態が上がるのは打者に投げてから。変化球も投げてないですし」。8日にはフリー打撃で打撃投手を務める予定。打者相手に投球するのは、昨季4月以来約10か月ぶり。189センチの長身から繰り出すキレのいいボールが戻れば、大きな戦力になることは間違いない。「まだチームに貢献できていないので、まずはチームに貢献したい」。北の大地への恩返しに向け、一歩一歩階段を上る。(秦 雄太郎)

野球

×