【日本ハム】杉浦、平昌五輪出場の道産子アスリートから刺激…10か月ぶり打者相手に投球

スポーツ報知
打撃投手を務めた杉浦

 日本ハムの帯広市出身・杉浦稔大投手(25)が8日、平昌五輪に出場する道産子アスリートから刺激を受けた。沖縄・国頭村の春季キャンプで打撃投手として登板。姫野優也外野手(20)に21球を投げ、安打性の当たりはなし。昨年4月に右肩痛を発症して以来、約10か月ぶりとなる打者相手の投球で、順調な回復ぶりを披露。「バッターに投げるのが仕事なんで(笑い)。久しぶりに野球をしたって感じ」と笑顔を見せた。

 他競技のアスリートの活躍も励みになる。9日に開会式が行われる平昌五輪。自身も中学3年生までアイスホッケーの選手だっただけに楽しみだ。スピードスケートの高木美帆(23)は、弟が高校時代の同級生という縁もあり、親近感を持っている。「個人的にはジャンプに頑張ってほしい。高梨沙羅ちゃんを応援してます」。4年前のソチ五輪で表彰台に上がれなかった高梨が、五輪の舞台で金メダルを獲得する姿に期待する。

 表彰台ではなく、自身は再び1軍のマウンドに上る日を目指して進む。持ち味の直球も力を取り戻しており、姫野からは7個の空振りを奪った。「とりあえず一つ、段階を踏んだかな」。グラウンドで1番高い丘が、右腕の復帰を待っている。(秦 雄太郎)

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