【ヤクルト】山田、3度目トリプルスリーへ納得1号

スポーツ報知

◆紅白戦 紅組4―0白組=特別ルール=(10日・浦添)

 負のイメージを振り払った。山田哲が3度目のトリプルスリーへ、復活ののろしを上げた。初回2死。由規の内角146キロの直球をさばいた。紅白戦2試合目で今季初安打は、左翼芝生席に届くチーム1号ソロ。「ギリちょん。少しドライブ気味。越えるなと思いましたけど。結果が出たのは、いいスイングができている証拠」と口元を引き締めた。

 昨季は打率2割4分7厘、24本、14盗塁で、2年連続トリプルスリーから下降線をたどった。課題は明確だった。「真っすぐに対応できなかった。差し込まれ気味だった。今日はその真っすぐを捉えられた。自分の持ち味なので、よかった」と納得の表情を浮かべた。

 宮本ヘッドコーチは「3ボール1ストライクから。あれくらい、打ってもらわないと」と当然と言わんばかり。小川監督は「完璧なホームラン。当たり前と言ったら、かわいそう。(チームリーダーとして)目立つタイプじゃないけど、意識の高さを感じる」とフォローした。(山崎 智)

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