【日本ハム】ドラ6鈴木、新人最多の88球で猛アピール

スポーツ報知
今キャンプ自身最多の88球を投げ込んだ鈴木

 日本ハムのドラフト6位・鈴木遼太郎投手(21)=東北学院大=が11日、今キャンプで自身最多の88球を投げ込み、猛アピールを見せた。沖縄・国頭村での2軍春季キャンプ。ブルペンに入った右腕は「今日は多めに投げます」と、実松一成2軍育成コーチ兼捕手に宣言。言葉通り、新人の中でも最多の球数を投げ込み、早期の仕上がりぶりを披露。「後半、バテました。コースを意識して投げました」と笑顔を見せた。

 ブルペンで実松捕手に受けてもらうのは3度目。甘く入れば容赦なく「ホームラン」。構えたミットに突き刺さるような球には「いいねえ」と褒められる。大切なのは実戦感覚。球種を変えた1球目は「この1球意識しろよ」と、より実戦を想定させられる。「いい時は褒めてくれるし、良くない時は言ってくれます」。プロとして正直な感想を教えてくれる大先輩の存在が成長の支えになっている。

 安定した制球力でコーチ陣の評価も高い。13日は、シート打撃での登板の予定。より実戦に近い練習は自らを売り込む絶好機だ。「自分を知るためにはミスしてもいいので。たくさん学べるポイントを吸収して行きたい」。開幕1軍へアピールを続ける。(秦 雄太郎)

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