【楽天】岡島を「1番・捕手」で起用した梨田監督の本当の狙いとは…

2018年2月15日6時0分  スポーツ報知
  • 練習試合のKIA戦に「1番・捕手」で先発出場した岡島(左)
  • 昨年のパCS第1ステージでは左翼を守った

 ◆練習試合 楽天5―3KIA(韓国)=特別ルール=(14日・金武町)

 楽天・梨田昌孝監督(64)が超攻撃的オプションをテストしている。対外試合初戦となる14日の韓国・KIA戦(沖縄・金武町)で、岡島豪郎外野手(28)を「1番・捕手」に起用した。楽天担当の安藤記者が指揮官の狙いを明かす。

 “再転向”とは思えない素早い動きだ。2回2死、岡島は1ボール2ストライクから森のワンバウンドのスライダーを必死に止めた。一塁側に転がったボールに素早く反応して、一塁に送球。目立ったミスもなく2回を守り抜き「非常に緊張しましたね」と振り返った。

 岡島は11年ドラフト4位で捕手としてプロ入りしたが、公式戦マスクは14年が最後。11日の紅白戦(久米島)に続いての捕手だった。「捕手としての力は落ちたなと思う。全てにおいて難しさは感じる」という。

 昨季3人の捕手をベンチ入りさせたが、選手起用のオプションを増やすため今季は2人に減らして捕手経験のある岡島を「第3捕手」とする方針だ。楽天の正捕手には、嶋が約10年間君臨し細川や山下、足立らが控える。だが嶋は全試合出場はなく、昨季の打率は1割9分9厘。昨季2割6分、この日第1打席で右前安打を放った岡島がマスクをかぶれば攻撃力がアップするし、外野が1枠空いてオコエ、岩見、田中らを先発で起用できる。梨田監督は「なにかの時にスタートでもいけるということもやりたかった」と、今後の実戦で捕手・岡島をスタメン起用させる可能性まで示唆している。

 岡島自身は「自分としては外野で勝負したい」と捕手への本格復帰を否定。今キャンプでもブルペンで捕球する程度で、その他の守備練習はほぼしていない。危機管理の一環という見方もできるが、そこは百戦錬磨の梨田監督。昨年は一塁の銀次に二塁挑戦させて開幕ダッシュに成功。近鉄監督の01年には礒部を捕手から外野手へ、日本ハム監督の09年には陽岱鋼を内野から外野に転向させチーム力をアップさせた“実績”がある。球界最年長指揮官が繰り出す「マジック」に、今年も注目だ。(安藤 宏太)

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