【日本ハム】“清宮カメラ”GAORAが沖縄キャンプで導入検討

スポーツ報知

 日本ハムのドラフト1位・清宮幸太郎内野手(18)=早実=のフリー打撃再開へ向け、沖縄で行われる2次キャンプの模様を中継するCS放送「GAORA」が“清宮カメラ”の導入を検討していることが15日、分かった。

 チームはアリゾナ1次キャンプを打ち上げ、チャーター機で帰国の途に就いた。那覇空港に16日に到着し、17日から名護市と国頭(くにがみ)村を拠点に実戦中心の調整を進める。

 23日まで行われる2次キャンプで、同局は17日の紅白戦(国頭)などを中継予定。だが栗山監督は清宮について、1軍戦への帯同を軸としつつ、右手親指の骨挫傷の影響でセーブしてきた打撃練習の量を増やすために、2軍キャンプ地の国頭村で打ち込みを行わせるなどのプランも用意している。

 怪物ルーキーは米国ではフリー打撃を回避。沖縄で再開見込みとなっている屋外でのフリー打撃は、清宮のキャンプ初の本格的な打撃練習とあって注目度も高い。その模様を中継するため、同局は専用のカメラを国頭村などに配置する案を検討中だ。同局関係者は「打撃練習の様子をライブ中継で飛ばす可能性もある。試合中継の合間や、攻守交代のタイミングで映像を入れることもできる」と放送プランを説明した。

 異例の対応だ。日本ハムにはこれまで、斎藤やエンゼルスに移籍した大谷などの注目ルーキーが入団してきたが「専用のカメラを設置するのは初の試み」と同関係者。高校通算最多111発を放った打棒のお披露目を待ち望む視聴者の期待に応える準備を進めている。

 清宮はアリゾナキャンプ最終日のこの日、前方からトスされた球を打つ打撃練習で21スイング。右手親指に配慮して緩衝材はつけたままだったが、力強いスイングを披露して1次キャンプを打ち上げた。「沖縄に行ってからも、ゆっくりと自分のペースでやれれば」と清宮。マイペースを貫く怪物とは対照的に、周囲の注目は高まる一方だ。

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