【中日】松坂“隠密ブルペン”静かに30球…6日ぶり投球練習

スポーツ報知
ひっそりとブルペンで投球する松坂

 中日の松坂大輔投手(37)=ソフトバンク=が15日、“隠密ブルペン”で6日ぶりに投球練習を再開した。韓国・KIAとの練習試合(北谷)が行われ、観衆の視線がメイン球場に集まっていた時間帯にブルペンへ。静かな環境で投げたいという意思を尊重して、球団が報道陣に立ち入りの遠慮を要請する異例の状況でキャッチボールを始めた。

 少数のファンが「あれ松坂じゃない?」と目をこらした先に、Tシャツ姿の怪物がいた。捕手を立たせて25球、片膝をつかせて5球。軽めに計30球を投げ込むと「あえてこの時間です。僕の中で決めていた」と強調した。9日の4度目を最後にブルペン投球を回避したことについて「考えは(自分の中に)ある。何も不安はない」と話してきた。勝崎コンディショニングコーチは「ランメニューを頑張っているので足に疲労があった。本人は投げたがっていたが(理想の投球が)できていることもあるから『やめろよ』と言ってきた」と説明した。

 森監督は「あしたに備えたんでしょう」と、16日には捕手を座らせた投球を7日ぶりに行うことを予告。集中モードに入った松坂のギアが上がってきた。(田中 昌宏)

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