【楽天】“第5の助っ人”ソン、1回完全2K…1軍に生き残る!

スポーツ報知
楽天の4番手・ソンは1イニングを無安打無失点に抑えた

◆練習試合 楽天1―10阪神 ※特別ルール(16日・宜野座)

 楽天は16日、沖縄・宜野座で、阪神との練習試合を行った。4番手で登板したソン投手(25)は、1回を無安打無失点、2奪三振と好投。今季もウィーラー、ペゲーロ、アマダーの野手3人に、投手ではハーマンと外国人枠は埋まっているが、“第5の助っ人”には収まらない存在感を見せた。

 冷静に、攻めのピッチングを披露した。先頭の植田こそ2ボールとカウントを悪くしたが、三邪飛に取り、波に乗る。続く中谷はスライダーで空振り三振。北條は鋭く沈むチェンジアップで追い込み、この日の最速148キロの直球で連続空振り三振に仕留めた。「全体的に悪くなかったけど、もっと試合勘を取り戻していきたい」と振り返った。

 経験を糧にする。昨季は故障のペゲーロに代わってCSに出場。突破を決めた第1ステージ(S)第3戦、最終S第2戦とリリーフで勝ち投手となった。しかし最終S第4戦、1点リードの6回に登板し、内川、中村晃に連続被弾し逆転負け。「去年のCSは負けたけど素晴らしい経験だった。必要なのは心の強さ。攻めて、打者に向かっていきたい」。堂々のマウンドさばきで、自らの成長を証明した。

 今季も立場は変わらないが、現状にとどまるつもりはない。「登板の機会があれば、しっかりアピールしていきたい」と話したMAX153キロ右腕。「2、3人目(の連続三振)はよかった」と話した梨田昌孝監督(64)にアピールを続け、1軍生き残りを狙っていく。(山口 泰史)

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