【阪神】ロサリオ、適時打2本&来日初盗塁!迷いなく三盗、捕手の指導まで

スポーツ報知
1回1死二塁、打者・大山のとき、二塁走者・ロサリオが三塁盗塁を決める

◆練習試合 阪神12―9KIA(韓国)(21日・かりゆしボールパーク宜野座)

 阪神のウィリン・ロサリオ内野手(28)=韓国・ハンファ=が21日、韓国・KIA戦(宜野座)で、適時打2本とバットをさく裂させただけでなく、来日初盗塁を決めた。

 「4番・DH」で出場。初回1死二、三塁で火の出るような打球が左中間を破った。実戦5試合連続安打となる2点二塁打。その2球後に“ロサリオ・ジェット”を噴火させた。「コーチからいつでも行っていいと言われていた」。昨年韓国で対戦経験のある先発ディーンのモーションを盗んだ。迷いなくスタートを切り、三盗を決めた。

 3回にも中前適時打を放って3打数2安打3打点。実戦通算11打数8安打9打点、打率7割2分7厘と手がつけられない。おまけに盗塁も決めるのだから、恐ろしい新4番だ。

 試合前には“ロサリオ先生”にもなった。メジャー時代は捕手。その経験をもとに、ブルペンで坂本、長坂に「送球する方向への体重移動」を助言した。

 金本監督も「勝ちに対して前向きな姿勢を持っている」と次の塁を狙った積極性を褒め、若手の模範になることを望んだ。打って走って、さらに教えて、ロサリオが虎をけん引していく。(長尾 隆広)

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