【阪神】金本監督、外野争い誰も外せない…ドラ4島田の台頭嬉しい悲鳴

スポーツ報知
アップの時にナインの動きを見つめる金本監督(中央)

 阪神・金本知憲監督(49)がうれしい誤算だ。宜野座キャンプ第5クール最終日となった22日、ドラフト4位の島田海吏外野手(22)=上武大=をMVPに選出。24日のヤクルト戦(浦添)から始まるオープン戦を前に「誰も外せない…」と外野陣の競争激化を喜んだ。

 現時点で左翼・福留と右翼・糸井が盤石。残る中堅に限らず、5枠を構想している外野の開幕1軍争いは激しさを増す一方だ。「誰かが落ちるということ。俊介、高山、中谷、島田が落ちるかも分かりませんからね」。いい意味で混乱させているのが21日の韓国・KIA戦(宜野座)で右翼へ一発を放ち、急上昇中の大卒新人。金本監督は「守備固め、代走、代打といろいろ想定しながら、最後は判断しないといけないんですけど…」と、難しい選択になることを予感している。

 選手の体調に気を配り、この日は午前練習だけで切り上げ。金本監督は先発枠についても「理想は6人だけどね。5人だと球数を気にしないといけないし、難しい」と言及した。開幕投手のメッセンジャー、秋山に加え、能見のローテ入りは確定したが、残る2または3枠を巡るテストはオープン戦から本格化する。ヤクルト戦には左腕の岩崎が先発予定。指揮官のぜいたくな悩みは、ライバル球団の脅威になる。(長田 亨)

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