【中日】小笠原、24日の日本ハム戦で“開幕投手”…清宮出れば申告敬遠!?

スポーツ報知
わざわざTシャツを後ろ前に着て泡盛「残波」のロゴをアピールする小笠原

 中日・小笠原慎之介投手(20)が23日、自身4度目の“開幕投手”へと意気込んだ。沖縄・北谷キャンプは希望者と一部投手だけが参加。キャッチボールなどをこなした左腕は、今季初のオープン戦となる24日の日本ハム戦(北谷)での先発に向けて「キャンプでのテーマだった『真っすぐで押す』ということをやっていきたい」と攻撃的な投球を披露すると誓った。

 「開幕投手」と名のつく機会は過去に3度経験している。ルーキーイヤーの2016年は交流戦「開幕戦」に先発(5月31日のソフトバンク戦=ヤフオクドーム)。公式戦デビュー戦でもあった。17年は後半戦「開幕戦」で先発(7月17日の巨人戦=ナゴヤドーム)。今年も今キャンプの実戦「開幕戦」だった12日の韓国ハンファとの練習試合(北谷)で先発した。「ずっといい機会をいただいている。抑える真っすぐだけでなく、その前に見せるカーブなど、内容を良くしたい」とクレバーな投球内容で期待に応えたいところだ。

 日本ハムのドラフト1位ルーキー・清宮については「胃腸炎でしょ。出ないんじゃないですか」と分析。かたや15年夏の優勝投手、かたや高校通算111発男。同じ高校野球の元スター同士だが「日本ハムは清宮だけのチームじゃない」と意に介することはない。でも、仮に清宮が出場して打席で腹痛をこらえるようなしぐさを見せれば…「そしたら僕、手を挙げます。『敬遠で』って言います」と武士の情けで故意四球を申告すると予告して笑わせた。

 20歳で迎えた初めてのキャンプ。お酒もたしなむお年頃だ。沖縄の泡盛ブランド「残波」のTシャツを着て、関係者に「(名古屋の)選手寮に『残波』を送ってください。住所は名古屋市中川区…」と耳打ちして、また笑わせた。ちょっぴり大人になった小笠原。リアルな今季の「開幕投手」レースは本命不在。3月30日の広島戦でマツダスタジアムのマウンドに立つことも夢ではない。

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